学校では、わら半紙・コピー用紙・ノートなど、様々な紙に文字を書きます。紙には、柔らかさ・かたさなどの特性があり、消しゴムで消すときに、紙の種類によって紙が破けたり、くしゃくしゃになることがあります。
発達障害がある場合、不器用さや両手を上手く使うこと、力のコントロールの難しさがあります。
わら半紙は柔らかいため、消す時に力を入れすぎてしまうことや、紙をしっかり押さえることが出来ていないと、紙が破けたり、くしゃくしゃになってしまいます。
コピー用紙はわら半紙に比べ、紙の性質が丈夫なため破けにくいでしょう。
机の上にわら半紙を直接置くと、消す時にわら半紙が動きやすくなります。わら半紙の下に滑り止めシートをひくと動きにくくなります。
また、クリアケースに窓を開けたものを用いると、押さえる面積が広くなり、紙が動きにくくなります。
消す時には、押さえている側から押さえていない側への一方向で消していくと紙を痛めずに消すことが出来ます。このようなことは、両手を上手く使うこと、力のコントロールを助けることにつながりま-す。
利き手側のページを消す時に、ノートが上手く押さえられず、消すことと同時にノートがめくれてしまうことがあります。
下敷きの代わりに滑り止めシートをひくと消しやすくなります。
カードケースに窓を開け、ノートに挟むと安定して消すことが出来ます。
消しゴムは「プラスチック消しゴム」と言う少しの力で消える柔らかいものと、「砂消し」などの「ラバー消しゴム」という少し硬めの消しゴムがあります。力のコントロールが苦手な場合、「ラバー消しゴム」を使うと紙が破けてしまいます。基本的には「プラスチック消しゴム」を用いると消しやすいでしょう。
力のコントロールが難しく握りこんで消しゴムを持つ場合、「プニュ消し」というホル-ダーつき消しゴムやペンシルタイプの消しゴムを使うと手が疲れにくいでしょう。
消す時に、隣の文字まで消してしまう場合、「カド消し」やペンシルタイプの消しゴムを使うと良いでしょう。
お風呂椅子に座ります。
まず、シャワーを出して、頭を濡らしましょう。
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